大坂オナラ草紙
Description:... 小5の平太は絵を描くことが得意だが似顔絵で友達を傷つけ、もう絵を描かないと決めていた。ある日平太は祖父の古文書を見て江戸時代へタイムスリップしお篤と出会う。泥棒と疑われたお篤を救うために描いた人相書きが評判となるが、食べすぎたおいものせいでオナラをしたとたん、現代に戻ってしまう。その後も平太は、オナラを駆使して現在と過去を行き来、現代では学級新聞コンテスト、江戸時代ではかわら版の絵師に挑戦する。
平太は大阪で暮らす小学五年生。特技は絵を描くことだが、転校前に描いた似顔絵で友達を傷つけ、もう人は描かないと決めていた。
ある日、平太はおじいちゃんの古文書を見ているうちに、江戸時代へタイムスリップし、同い年の少女・お篤と出会う。泥棒の疑いをかけられたお篤を救うために平太が描いた人相書きが評判になるが、食べすぎたおいものせいでオナラをしたとたん、現代に戻ってしまった。その後も平太は時空を行き来し、現代では学級新聞コンテストへの挑戦が決まり、江戸時代ではかわら版屋の絵師として雇われて、「象さま行列」の絵を描くことになる。過去との出会いにより、現在と未来の自分達についても考えるようになる平太。古文書、瓦版と新聞、人相書きと似顔絵・・・・・・今も昔も「書き記すこと」によって時間や距離を超えて繋がっていく人と人との絆を描く、人情溢れるエンターテイメント小説。確かな構成と文章力で「もしこの新人賞がエンターテイメントの賞だったらこの作品が優勝でした」と選考委員から絶賛された作品です。
目次
1,タネもしかけもないノート
2,オナラで御免!
3,新聞係はバラバラ
4,盗人と人相書き
5,学級新聞コンテスト
6,象様のお通り
7,打倒、五年一組!
8,笑顔が見たくて
9,百年後の未来へ
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