ヒトラーの脱走兵

裏切りか抵抗か、ドイツ最後のタブー

• Author(s): 對馬達雄,
• Publisher: 中央公論新社
• Pages: 278
• ISBN_10: 4121026101
  ISBN_13: 9784121026101
  
• Language: ja
• Categories: Reference / Bibliographies & Indexes ,

Description:... ナチス・ドイツ国防軍の脱走兵は、捕らえられて死刑判決を受けた者だけでも3万人以上と、英米に比べて際だって多い。その多くは戦闘中の逃亡ではない。民族殲滅に加担したくないという、生命をかけた抵抗であった。戦後、生き延びた脱走兵たちは久しく卑怯者と罵られ、存在までも否定されつづけるが、ついに軍法会議の不当な実態を暴き、名誉回復をなし遂げる。最後の脱走兵の生涯を通じて、人間の勇気と尊厳を見つめる。