亀井俊博牧師による、モダニティ 上巻「近代科学とキリスト教」は、現代社会とキリスト教について、「近代科学」との関係において論説されています。
この「講話」を読み進まれる皆様は、新たな光、洞察に富んだ知恵を見出されることでしょう。
2009年12月25日に発行されたこの書籍の「電子書籍化」にあたり、亀井牧師が以下の一文(抜粋)を記しておられます。
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そこで、本書、略称「モダニテイ、上巻」の位置づけをお話します。
キリスト教原理論と言える教義学『「まれびとイエスの神」講話』に於いて、神の創造の秩序として、“関係の神学” を説いています。即ちキリスト教の説く創造者なる神の被造世界を大きく人称関係、非人称関係に分節しました。
本書は神の被造世界の中での、非人称関係即ち自然との関係を、近代科学との関係で解明しています。近代科学のキリスト教起源論に立つ説論です。そして、それは被造世界の人称関係、非人称関係いずれも原関係である創造者なる神との関係によってこそ成立する、と主張するキリスト教神学からは当然のことであります。
「はじめに神は天と地を創造された」(創世記1:1)、と聖書冒頭の宣言の通りです。
ただ、古代、中世科学と近代科学の成立には大きな飛躍があり、そこにキリスト教の影響なくして起こりえなかった歴史的ユニークさがあるのです。従来の啓蒙史観による、近代科学非キリスト教起源論との違いを解明したものです。
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(2018年12月25日)
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<目次>
第一講 「科学」と言う言葉
第二講 科学の歴史
第三講 後期近代科学(現代の近代科学)思想のキリスト教的前提
第四講 後期近代科学の問題点
第五講 科学とキリスト教の衝突
第六講 まとめと展望
追加エッセイ
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<著者の紹介>
亀井 俊博(かめい としひろ)
1942年 香川県に生まれる
単立西宮北口聖書集会牧師、芦屋福音教会名誉牧師
同志社大学法学部法律学科卒、日本UPC聖書学院卒
(同志社大学神学部、神戸改革派神学校、神戸ルーテル神学校聴講)
元私立報徳学園教師 元モンテッソーリ幼児教室「芦屋こどもの家」園長
元近畿福音放送伝道協力会副実行委員長、元JIFH芦屋大会実行委員会事務局長
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編集: 井草晋一
編集: Piyo Bible Ministries
レーベル: Piyo ePub Books
発行: Piyo ePub Communications