教育効果を可視化する学習科学
Description:... 教師と生徒に必要なのは,教授方法や学習環境だけでなく,「学ぶことの本質」への理解である。そして共に学習者となり,互いの視点で学習過程を見られるかが鍵となる。メタ分析データと学習科学の知見を照合し,31のテーマで,学びの成立と促進の条件を浮き彫りにする。学びを最大化する授業の実現と教育実践の見つめ直しに向けて。
【主な目次】
●第1部学級内での学び
1章なぜ生徒は学校で学ぶことが好きでないのか? ―― ウィリンガムの主張
2章知識は教えることの障壁になるのか?
3章教師と生徒の関係
4章教師としてのあなたの人柄|生徒たちはあなたたちを信頼できているだろうか?
5章学級学習のグローバルな指標としての時間
6章復唱式授業法と学級学習の性質
7章基礎学力における自発運動化に関する指導
8章フィードバックの役割
9章社会的モデリングと明示的な教え方を通した複合的な技能の習得
10章専門的技能とはどのようなものとみなされるのか?
11章いかにして専門的技能は開発されるのか?
12章学級での指導領域における専門的技能
●第2部学びの基礎
13章いかにして知識は獲得されるのか?
14章いかにして知識は頭の中に蓄積されるのか?
15章学習は意識的である必要があるのか、そしてジェスチャーの隠れた役割は何か?
16章認知負荷の影響
17章あなたの記憶力はどのように伸ばせるか?
18章スポーツであり、技術であり、教育的ツールでもある記憶術
19章生徒の学習スタイルの分析
20章大きく誤解されている複数タスクの同時進行
21章学習者は本当に情報機器を使いこなしているのか?
22章インターネットは私たちを浅薄な思考の持ち主にしていないか?
23章音楽はどのように学習に作用するのか?
●第3部自身を知ろう
24章自信 ―― 表にでてこないその3つの水準
25章自己高揚と「バカなやつともっとバカなやつ」の効果
26章自己制御の獲得
27章笑顔の神経科学 ―― 教えることの基本ツール
28章社会的カメレオンであることの驚くべきメリット
29章 「見えないゴリラ」、非注意性盲目、そして注目
30章すばやい思考とゆっくりとした思考 ―― あなたの中にあるロボットへの負債
31章 IKEA効果、努力、価値づけ
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